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マネジメント

<マネジメント

 

<はじめに>

企業経営は、実学です。

実際の体験がなければ、知ることはできても分かりにくくまた活用することは困難です。

 

未来は知りえません。

試行錯誤と失敗のなかで、その姿が明らかになってきます。

事業は、人が全人格と全能力を賭けてかかわる生き様です。

成果を求めてチャレンジするとき、マネジメントの知識と知恵があなたの指針となります。

 

ただし、このマネジメントの知識と知恵がないところには継続的な大成はありえません。

 

<基本的考え方> 

マネジメントは、仕事にかかわるすべての人が

基本的な基礎教養としてまた実践的なノウハウとしてマスターしておかなければならない最も根幹の知識です。

 

経営・管理(マネジメント)は、企業が顧客や社会などの外部を目的として成果を実現するために行う活動です。

 

何故なら、企業の対象は外部にあります。

顧客が満足することによって「対価」が得られます。

社会に貢献することによって「承認・支持」され、はじめて存続することが認められます。

そして、マネジメントの成功によって「利益」が実現します。

 

<マネジメントの考え方>

ただし、

企業が顧客や社会に貢献して存続・成長するには”利益”が必要です。

この利益を実現するためには、内部の経営資源を特に「人」を創造的にかつ生産的に活かさなければなりません。

この創造的にかつ生産的に行う活動が、マネジメントです。

 

マネジメントの中核をなすのは「人」です。

それ故に、マネジメントには合理性が求められるとともに人間性の理解も求められます。

「人材」は最大の経営資源であり根源です。

人間性の理解なくして、その力を最大限に活用することはできません。

 

マネジメントを行う目的は、成果を実現することです。

ただ知っていることが目的の知識ではありません。

それは、最も効果的に生産的に実行するための手法です。

 

成果の実現は、現在だけを目標にするだけのものでは明日さらに将来をも目的にします。

それ故にマネジメントには、

戦術的な考え方だけでなく戦略的な考え方とアイディアと実行が必要です。

 

<利益の意味>

マネジメントの成果は”利益”という形で実現されます

利益をもたらす基本的な源泉は顧客です。

その顧客満足のために「人材活用」と「仕事」が、「原理・原則」に基づいてマネジメントされたときに利益がもたらされます。

  

利益は、マネジメント活動の評価基準です。

マネジメント活動は基本的な目標と2つの目標の持ちます。

①基本的目標:顧客満足

②生産性:顧客満足の最大化とコストの最小化

③戦略:コスト活用の最適化

 

利益は2つの目的のために費消されます。

①将来費用:顧客満足はより以上の形で再生産されなければなりません。

②ステークホルダーへの配分:従業員、株主、経営者等の関係者に貢献に応じ配分することにより貢献を引き出します。

 

利 益 参照 クリックしてください

 

<マネジメントの役割>

マネジメントの基本的な役割は「外部への貢献」です。

そして、外部への貢献を実現される機関である「内部への物心両面の報償」です。

 

 <外部への貢献>

マネジメントの役割の基本は、

①「顧客」と②「社会」への貢献です。

「顧客」と「社会」へ貢献するには、

現在と未来、短期と長期の視野が必要でこれらをバランスしなければなりません。

企業は、貢献を実現し続けることが求められます。

 

 <内部への物心両面の報償>

加えての役割は、

その貢献を実現させる源泉である③「働く人」への報償です。

働く人への役割は3つあります。

①生活の糧の提供

②生きがいの提供

③所属するコミュニティーの提供

 

さらに、それらの役割を実現させる手段としての組織の存続です。

存続を実現するのは2つの活動が必要です。

①管理的活動:今の事業活動を合目的に生産的に実行する活動

②起業家的活動:明日と未来の事業を合目的に生産的に創造する活動

顧客の持つ欲求を有効需要に変えることによって、はじめて顧客と市場が誕生します。

 

<マネジメントの機能> 

マネジメントには2つの機能があります。

その一つは人間や社会が持つ欲求を満たすこと、

二つ目は、変化のなかで「よりよい」または「新しい」欲求を満たすことです。

 

一つ目の機能をマーケティングといい、もう一つの機能をイノベーションと言います。

この二つの機能を実現させる論理、方法、手法がマネジメントです。

 第1機能 顧客の満足を実現すること:マーケティング

 第2機能 変化を活用しより以上の満足を実現し続けること:イノベーション

 

企業は組織の一つです。

ただし、社会の中にあって中心的な役割を担う大きな存在です。

企業なくしては私たちの生活は成り立ちません。

 

マネジメントにとって中心となる基本概念は、

「顧客・社会とそして従業員への貢献(奉仕)」という概念と

「利益の獲得を通しての企業の存続」という概念です。

マネジメントのみが、この究極である成果を実現させます。

 

<生産性>

マネジメントは、社会にある貴重な外部の経営資源を活用します。

そのため「より少ないインプット」により、成果である「より大きなアウトプット」を実現しなければなりません。

 

特に稀有な経営資源である人材を最大に活用しなければなりません。

マネジメントが行う生産的な経済的活動を管理といいます。

管理を円滑の行うには以下の要件が必要です。

①無限活用が可能な経営資源である知識の重視・活用

②経営資源の効果的な組み合わせ

③経営プロセス(外部プロセスも含め)の最適組み合わせと活用

④成果が実現できる組織の構築及びそのバランスの調整

⑤時間管理

 

すべては成果の実現のために実行します。

そのために、ミッションに始まる「選択と集中」と

「知識の活用」が企業が持たなければならない戦略的な考え方です。

 

<経営者が得るモノ>

マネジメントは、経営者の考え方、能力に大きくかかわります。

経営者の物心両面の満足は、他の人つまり「顧客の満足」、「働く人のよろこび」、「社会への貢献」という利他をとおして実現されます。

 

利他は観念ではありません。

利他は、企業の存続と成長を実現させる唯一の現実的な基本概念です。

このことを「企業理念(コンセプト)」の中核として、全社員に共有され実行されてはじめて企業は「強み」を持ちます。

 

企業の目的は、「顧客」の欲求をはじめてとして外部かかわることです。

企業は、商品やサービスなどの「効用(顧客の満足を実現するモノ・コト)」により「顧客」が満足して対価を支払ってくれることによって存続し成長の機会を得ます。

 

「マネジメント」の手法については、ドラッカーによってまとめられました。

この講座も多くを、ドラッガーのひもといた考えを基礎にして展開しています。

 

さらにこの講座では、より具体的に経営者や創業を目指す人がより明瞭に理解してもらうために5つに分けて解説を行います。

 第1 仕事のマネジメント:成果実現を目的とした仕事の設計

仕事のマネジメント 参照 クリックしてください

 第2 人のマネジメント:人の能力とエネルギーを最大化する方策

人のマネジメント 参照 クリックしてください

 第3 マネジャーによるマネジメント:成果を実現させるための役割

経営者 参照 クリックしてください 

 第4 マネジメントの技法:正しくマネジメントを実現させるための基本

マネジメント・スキル 参照 クリックしてください

 第5 戦略:貢献し成果を実現する存続と成長のための知恵と知識と実行

 戦 略 参照 クリックしてください